ラグビーワールドカップ予選最終戦は難敵スコットランド代表です。
実は前回の2015年のワールドカップで日本はスコットランドに敗れたため、予選リーグ敗退をしています。
今回その雪辱を果たすことができるのかどうか。そして日本勝利の鍵を握る選手、相手の要注意選手をこちらで解説していきます。
スコットランド代表の強さとプレースタイル
スコットランド代表は世界ランキングで現在7位の強豪です。
スコットランド代表のプレーは、巧みなキックと統率されたディフェンスでチャンスを生み出し、攻める時は外のスペースまでボールを大きく動かしトライをとってきます。
過去のワールドカップでは8回出場し、ベスト8が6回、そしてベスト4が1回と確実に予選を突破しているチームです。
それではスコットランド代表と日本代表の過去の戦績をみていきましょう。
スコットランド代表との過去戦績
1976年9月25日 日本×スコットランド●9-34
1977年9月18日 日本×スコットランド●9-74
1986年9月27日 日本×スコットランド●18-33
1989年5月28日 日本×スコットランド○28-24
1991年10月5日 日本×スコットランド●9-47
2003年10月12日 日本×スコットランド●11-32
2004年11月13日 日本×スコットランド●8-100
2013年11月9日 日本×スコットランド●17-42
2015年9月23日 日本×スコットランド●10-45
2016年6月18日 日本×スコットランド●13-26
2016年6月25日 日本×スコットランド●16-21
過去11戦のうち1勝10敗と大きく負け越しています。
中でも2015年のワールドカップでは、スコットランド代表に勝利していれば史上初めてとなる予選リーグ突破が決まっていたという試合でしたが、スコットランドの堅いディフェンスと堅実なプレーにその夢は散りました。
それではスコットランド代表の要注意選手をみていきましょう
スコットランドの要注意選手
スクラムハーフ グレイグ・レイドロー
非常に高い精度を誇るキックと、冷静な判断力が持ち味です。攻守の切り替え時の思い切った判断や、パスワークは世界でもトップクラスです。
前回ワールドカップでもこの選手のキックにより得点を重ねられ、冷静なゲームメイクにより封じられてしまいました。そういった面でも、今回はまた大きな脅威となるでしょう。
フルバック スチュワート・ホッグ
切れ味のいいステップと、高いランニングスキルが特徴です。2016年、17年度には欧州6か国対抗埼最優秀選手にも選ばれています。
彼を自由に動かせてしまうと、カウンター攻撃や、伸びのあるランニングですぐさま得点に結びつけられてしまいます。
日本の勝利の鍵を握る選手
それでは、日本代表が勝利するにはどうすればいいのでしょうか。
そこには鍵を握る選手が二人います。
センター 中村亮士
日本代表のハードタックラー。178センチ92キロと、世界のセンターポジションからすると小柄な体格ではあるが、体格の大きな相手にも負けない屈強なフィジカルと、体を張ったプレーが武器。
スコットランド代表がバックスにボールを回してきた際に、いかに中村のタックルで相手のチャンスを潰すことができるのかが日本勝利の鍵となります。
フルバック ウィリアム・トゥポウ
バックスの中では様々なポジションがこなせるユーティリティープレイヤー。188センチ101キロの長身から繰り出されるパワーあるランニングや、キックの精度の高さが武器。
キックを多用してくるスコットランド代表に対し、特にハイボールでの競り合いにトゥポウが勝つことで相手のチャンスの芽を摘み、逆に日本のチャンスにできるかが鍵となってきます。
ブックメーカー各社の予想
1xBET
1xBETの場合は、日本の勝利が2.36倍、スコットランドの勝利が1.69倍のオッズ。
これは、1000円を日本に賭けた場合、2360円になるということで、
やや日本が不利(負ける可能性が高い)というオッズです。
Sportsbet.io
Sportsbetも、日本勝利が2.38倍、スコットランドが1.72倍と、スコットランドが有利なオッズです。(=スコットランドの方が勝つ確率が高いだろうと思われている)
※1xBETと比べてオッズがいいので、実際にベットするのであれば、Sportsbet.ioがおすすめですね!
まとめ
世界ランキング7位の強豪スコットランド代表。過去11戦では1勝10敗と大きく負け越しており、日本代表の難敵とされています。
巧みなキックと堅いディフェンスで相手にプレッシャーをかけ、チャンスとみると大きく外に展開してトライをとってきます。
そしてスクラムハーフのグレイグ・レイドローから繰り出される冷静で堅実なゲームメイク、フルバックのスチュワート・ホッグの鋭いランニングで確実な試合運びをしてきます。
日本が勝利するためにはセンターの中村亮士がいかに相手のチャンスを潰すことができるのか。そして相手のキックに対してフルバックのウィリアム・トゥポウがきっちりと対処し、相手の自由にさせないかが大きな鍵となってきます。
相手のペースにのまれて反則を繰り返すようなゲーム展開にならなければ、日本が勝つ可能性は十分にあるでしょう。