ベットシステムを簡単に言ってしまえばチップの賭け方です。
チップを賭ける際に、考えなしに「勝ちそう」「負けそう」というだけで額を上下させるとすぐに負けてしまいます。
そこでなるべく効率的にベットを行う為の理論がベットシステムです。
ベットシステムを駆使することで、負けている際の資金の減少を抑えられたり、最大の利益を狙うことができるなど、カジノゲームを遊ぶ際の戦略性が高まりゲームがもっと面白くなります。
最初に ベットシステムの基本
このベットシステムは何十種類も考えられていますが、ルーレットやダイスゲーム、ブラックジャックなど一定の規則で勝ち負けが決まるゲームで使いやすいです。
また「リスクを取ってでも勝ちを大きくする」「リスクをできるだけ減らす賭け方」などそれぞれのシステムに特徴がありますし、特殊な賭け方を行う方法もあるので自分のプレイスタイルにあった方法を選ぶことが大切です。
ですからベットシステムをいきなりオンラインカジノで試してみるのではなく、まずネット上などにあるゲームで現金を賭けず試してみることをおすすめします。
ここでは比較的有名で、初心者でも覚えやすいベットシステムを中心に紹介していきます。
「理論上は」必勝 マーチンゲール法
カジノゲームに必勝法はありませんが、理論上「負けることがない」という賭け方はあります。
それはマーチンゲール法と言うもので、「負ける度に二倍のチップをかける。勝ったら最初に戻す」と言う賭け方を行うものです。
例えば配当が二倍の勝負で、最初に1ドルをかけた場合は以下のようになります。
回数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
ベット額 | 1 | 2 | 4 | 8 | 16 | 32 | 64 | 128 |
勝った場合の配当 | 2 | 4 | 8 | 16 | 32 | 64 | 128 | 256 |
負けた場合の損失 | 1 | 3 | 7 | 25 | 31 | 63 | 127 | 255 |
勝った場合の累計 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
上の図を見ればわかりますが、この方法であれば勝ったときに必ず1ドルは取り戻せます。
ただ9回連続で負けるだけで400ドル以上になるなど、負けが続くと掛け金が増大しすぐに資金が底をつきます。ですからこのまま利用するのは現実的な方法ではありません。
ですからそこに工夫を加えたベットシステムを使う人が多いです。
勝ちを狙うより遊ぶ事を目的としたダランベール法
ダランベール法はマーチンゲール法の応用に近いですが「勝った場合は次のゲームで+1.負けた場合は-1」という理論を取ります。
回数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
勝敗 | 勝 | 勝 | 負 | 勝 | 負 | 負 | 勝 | 負 |
ベット額 | 1 | 2 | 3 | 2 | 3 | 2 | 1 | 2 |
上の例では1回目、2回目が勝利したので賭け金が+1、3回目に負けたので4回目は−1となっています。
表を見るとわかりますが、この方法は急激に賭け金が大きくならないので、連勝しても大きな利益は大きくなりません。ただその分長く遊ぶことに適しているベットシステムです。
辞め時が大事な逆マーチンゲール法
マーチンゲール法やダランベール法は、どちらかといえば負けを承知でリスクを抑えつつ長期間遊ぶのが目的です。
これとは逆に「リスクを承知で勝ちを狙いに行く」方法というのもあります。
その代表格が逆マーチンゲール法です。これはマーチンゲールとは逆に「勝てば二倍していく。負けたら最初に戻る」という方法です。
回数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
ベット額 | 1 | 2 | 4 | 8 | 16 | 32 | 64 | 128 | 1 |
勝敗 | 勝 | 勝 | 勝 | 勝 | 勝 | 勝 | 勝 | 負 |
連勝すればするほど、利益が大きくなっていきますが、一回でも負けたらすべての利益が没収されるというリスクがかなり高い方法です。
ただ仮に負けても最初に賭けた額、この場合は1ドルの損失となるので、長期間ゲームに参加しなければそこまで負け自体は大きくなりません。
「連勝中にやめて利益を確定させる」「負けたからと熱くなって長期間やらない」など辞め時を的確に見極めることで短期間の利益を狙う方法といえるでしょう。
ハイリスク・ハイリターンなグレートマーチンゲール法
逆マーチンゲール以上にリスクが高い方法がグレートマーチンゲール法です。
これはマーチンゲール法と同じ要領で負ける度にベット額を増やしますが、二倍ではなく二倍+αをかけて負けを取り戻すだけではなくそのうえで利益を上げようという方法です。
いくら賭けるかは個人の自由なので、極端な話1回ごとに5倍のベットでも問題ありません。
ただリスクはかなり高いうえに、マーチンゲール法より早く資金が底をつく可能性が高いので、短期決戦型の賭け方といえるでしょう。
まとめ
・マーチンゲール法は理論上負けないが、現実的には難しい
・マーチンゲール法を改良したダランベール法、逆マーチンゲール法、グレートマーチンゲル法について
ここで紹介したベットシステム以外にもリスクと利益を調節するために、もっと賭け方を工夫したペットシステムもありますが複雑なベットシステムも多いため、ゲームを初めてまもない初心者の方がいきなり挑戦するのは難しいです。
ですからまずは、ここであげた比較的簡単なベットシステムを使って遊んでみて、慣れてきたらもっと複雑なベットシステムに挑戦してみるのが良いでしょう。